こんにちは。36色 色鉛筆で描く『ここち工房』Hiroko. です。色鉛筆で心地いい暮らしを広めたくて、ブログを始めました。
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基本の丸の描き方と光の入れ方の練習
色鉛筆画にチャレンジしたいけど、何を練習したらいいのかわからないと悩んでいる。難しいことは省略して色塗りだけを楽しみたい。そんな方に必見です。
3つの丸の塗り方で習得できる簡単な方法をお教えします。この基本をマスターすれば、これから初める色鉛筆画がどんどん楽しくなりますよ。
絵を観るのは好きだけど、自分で描くなんてできないと思っている方は必見です。
色鉛筆は身近にある誰でも一度は触れたことのある画材です。探してみたら家の中に何本かあるはずです。隙間時間にチャレンジしましょう。
気軽に基本を練習して塗ってみると楽しいですよ。
前置きが長くなりましたが、説明していきます。
手順は、丸を3つ書いて、色の塗り方を順番に進めて完成させていきます。
最後までできたら、基本の塗り方が理解できるようになります。
準備するもの
準備するもの ①色鉛筆 ②紙(スケッチブック) ③鉛筆H~3H ④鉛筆削り ⑤消しゴム ⑥トレーシングペーパー (書き写すための薄い透けた紙) ⑦1円玉
基本の丸の書き方 4つの手順
ポイント ①丸の書き方 ②トレースの仕方 ③色鉛筆の使い方(塗り方) ④光の入れ方
以上をしっかり説明していきます。
基本の書き方なので、覚えておくといいでしょう。
①丸の書き方
500円玉ぐらいの丸を書きます。
十字線を書いてかきやすい方向に手を動かしながらきれいな丸ができるまで書いてみましょう。単純で面白くないかもしれませんが、頑張っていきしょう。
(定規は使わずに、手で書きましょう)
初心者によくある丸の形や全然キレイな丸が書けない方の事例。
タワラ形おにぎりになる → 角が大きすぎる
フットボール形になる → 角が尖る
これは手の動きが小さい人に多いです。
②トレースの仕方
①で書いた中で1番きれいにできた丸を1つトレースしていきます。
下絵の上にトレーシングペーパーをのせ、鉛筆(H~3H)でアウトラインをなぞります。
(丁寧に。 失敗したら、何度でも書き直しましょう。)
なぞったトレーシングペーパーを裏返しにして、裏からその線を丁寧になぞります。
(しっかり線の上をなって下さい。ここで形を変えてしまうとせっかく書いたきれいな丸が、台無しになるので注意して下さい。)
なぞり終えるとトレーシングペーパーを表に戻して、用意した紙の上にトレーシングペーパーを置いて、1円玉でこすり転写していきます。
(注意)トレーシングペーパーを表に戻さず、裏のまま写してしまう人がとても多いです。間違えないようにして下さい。
私が描いている絵は、全てこのトレースの仕方です。何度も読み返してチャレンジしてみて下さい。
しっかり濃く写らなくても大丈夫です。うっすら見える程度でOKなので3つの丸を写して下さい。
③色鉛筆の使い方(塗り方)
青色の色鉛筆で、塗り方の違いによってできる3つの丸を確認して下さい。
左:ベタ塗り 真ん中:光(白抜き) 右:色を重ねる(青と水色) の3つの丸で基本をマスターしていきます。
左:芯を尖らせて手は軽く、力を入れないように塗っていきます。(筆圧を一定に保つ)
輪郭は楕円で輪郭線が出ないように縁取りは絶対しないでください。
きれいにベタ塗りできたら完成です。きめ細かく塗れるとよりGood!
青色1色だけでも色が重なると、深みのある濃い色になります。
円を描くような手の動きで塗ることをマスターして下さい。これはとても大切です。
④光の抜き方
真ん中:光の位置を決めたら白抜きします。(白抜きとは、何も塗らないこと)
光が当たると影ができます。暗くて濃いところから塗り始めます。濃くするには、円を少し小さめに動かし、重ねる回数を多くします。白抜きする部分に近づくと円を少し大きく動かし、重ねる回数を減らします。そうすることで白抜きとの間が自然にぼやけグラデーションができます。
この工程を何回も繰り返し、光がふわぁ~と浮き出るように塗れれば、立体感のある丸の完成です。少しむずかいしと思いますが、写真を参考にチャレンジしてみて下さい。最初からうまくはいかないです。でも慌てずゆっくりと!
右:右にも真ん中と同じように色を塗ります。(白抜き・グラデーション)
その上に、みずいろを重ねていきます。濃い下の影の方から白抜きに向かって円の動きでまるまると塗っていきます。
少し色が変わって発色がきれいになるまで塗ってください。
この工程を何回も繰り返し、光がふわぁ~と浮き出るように塗れれば、立体感のある丸の完成です。
3つの丸。出来ましたか、
今回は青色と水色でしたが、同系色や反対色などいろんな色で試してみて下さい。
左:きいろ 真ん中:きいろ→だいだいいろ 右:きいろ→きみどり の色見本も用意しました。下地に3つともきいろを塗り、上に重ねる色をかえています。
下地の色をだいだい→きいろ きみどり→きいろに変えてみたら不思議なことに
同じ2色なのに下地の色をかえるだけで違う色になりますよ。
また3色・4色と重ねる色を変えるだけで、下から出てくる色が違います。試してみて下さい。単純だけど楽しいです。
☝🏼アレンジ!
できた丸の下に線を書けば風船の出来上がり。下に黒で影を描けばビー玉の出来上がりです。これもポストカードになりますよ。
色鉛筆は時間も場所も選びません。空いた隙間時間でコツコツと楽しむのも良し。休日丸一日おうち時間で楽しむのも良し。気軽に色鉛筆を始めましょう。
まとめ
5つの習得 ①フリーハンドで丸い円が書けるようになる ②トレーシングペーパーの使い方になれる ③色塗りの手の動かし方をマスターする ④白抜きの仕方を覚える ⑤色を重ねて出てくる色を発見する
以上が少し理解できれば色鉛筆画が楽しくなります。
私の教室でも初めての方に、この3つの丸は教えています。これからも、作品の手順やテクニックなど紹介していきます。興味がありましたら見て下さい。
初心者向け ポストカードに桃の絵を色鉛筆で描く【ポイント解説】
の記事は、3つの丸の基本の応用としてちょうどいい練習になると思います。
最後に
私自身、色鉛筆画を通してたくさんの人に知り合えました。
物で満足していた時代から、これからは、想像もつかない出会いや、オリジナルな価値に、意味を見いだせることが大切と思います。
36本の色鉛筆でステキな経験と出会いができると思います。色鉛筆で心地よい暮らしを始めましょう。
最後までありがとうございました。