こんにちは、36色 色鉛筆で描く『ここち工房』Hiroko.です。色鉛筆で心地いい暮らしを広めたくて、ブログを始めました。
11月の立冬となり冬の始まりです。
最近テレビなどで柿は栄養の宝庫!として多く取り上げられています。
ビタミンC、βカロチンや食物繊維など健康の成分が凝縮されている。
免疫力の向上、腸内環境の改善、美肌効果、疲労回復、老化防止…言い出すとキリがないぐらいすごい。
また食用だけでなく、庭木や家具などとしても利用され、柿渋は防腐剤や染色材料としても利用されているそうです。
まさに万能の植物。日本から世界に輸出されることから、kaki として認識されるようになっているほどです。
私も昔の柿はタネがあり、硬くてたまに渋いものもあって敬遠していましたが、最近は種無し柿が店頭に並び、とても甘くて美味しいのでよく食べています。
今回は、大きくて形の良い柿をポストカードに描いてみました。
描く手順やポイントを説明します。
Table of Contents
■ポストカードに柿を描く
説明資料
今回使用した色鉛筆のリストとトレース用の下絵
詳しく塗り方の説明をしています。こちらを参照して下さい。
塗り方の記事はここをチェック
使用道具はここをチェック
準備するもの
準備するもの ①36色の色鉛筆 ②紙(スケッチブック) ③鉛筆H~3H ④鉛筆削り ⑤消しゴム ⑥トレーシングペーパー (1円玉も用意:転写する際に擦る)
柿を描く4つのポイント
ポイント ①白ヌキする部分を決めて全体を塗る ②ヘタの部分の観察 ③影をアレンジ ④美味しそうに見えればOK
①白ヌキする部分を決めて全体を塗る
光の当たるところを観察して白ヌキを作る。
暗い方から白ヌキの明るい方へグラデーションでぬり、白ヌキの周りは”おうどいろ””やまぶきいろ”で仕上げる。
下の方は暗いので下地は”ちゃいろ”でグラデーションを作ります。”ちゃいろ”で全体が塗れたら色見本の明るい色を順番に重ねて塗って下さい。
注意したいのは、”しゅいろ”を塗りすぎないこと。
しゅいろが多いと熟しすぎた柿になってしまうので、その時は消しゴムで消さずに”はいいろ””せいじいろ”を塗って色の調節をして下さい。
消しゴムはできるだけ使わないように。紙も汚れるし、消した部分は色の混ざりが悪くなるので注意しましょう。
②ヘタの部分の観察
柿のヘタをよく観察するとあまり綺麗ではありません。
へこみがあったり汚れていたり。
へこみの部分は”くろ”や”こげちゃ"をしっかり入れて塗るより書くイメージ。
ラインを分けて明暗をしっかりつけて下さい。
塗り方見本の動画のように丸く塗らなくても、XXX(バッテン)を書く感じで。
空間をあけながら、間に色を入れていきます。
色がきれいに混ざらなくても大丈夫。きれいに塗り過ぎると逆に良くありません。
色見本の濃い色から入れ、“きみどり”はヘタの全体を塗ってから最後に塗ります。
“きみどり”を最初に塗ってしまうと他の色をはじいてしまうので、明るい色は最後に塗るようにしましょう。
③影をアレンジ
影には”くろ””はいいろ””ねずみいろ”を入れますが、最後に”だいだいろ”をいれて影にも明るさを出します。
影に明暗をつけることで柿の形がより一層丸く見えます。
形が綺麗だと美味しそうに見えますよ。
”だいだいろ”はほんの少し外側にいれるといいでしょう。
④美味しそうに見えればOK
食べ物は実物より少し鮮やかに塗ります。果物はいろいろな形があるので、デッサン力がなくても大丈夫。それよりも色が大切です。
ザラザラ、ツルツルなど触った時の感触が大切。
質感が表現できたら、柿の影をしっかり描きます。使用した色鉛筆が全部混ざれば、美味しそうな甘い柿ができあがり。
きっと美味しそうに見えますよ。
まとめ
まとめ ①白ヌキする部分を決めて全体を塗る ※塗りすぎないこと ②ヘタの部分の観察 ※少し荒く書く ③影をアレンジ ※影にも明るさを出す ④美味しそうに見えればOK ※デッサンより色が大切
■最後に
うまく伝わるか不安でしたが、いかがでしたか?
物で満足していた時代から、これからは、想像もつかない出会いや価値に意味を見いだすことが大切なのではないでしょうか。
私自身、絵を通してたくさんの人に知り合えました。
36本の色鉛筆でステキな経験と出会いができると思います。 色鉛筆で心地良い暮らしを始めましょう。
最後までありがとうございました。