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【色鉛筆アート】インテリア絵画・リアルな象を描く【ポイント解説】

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【色鉛筆アート】インテリア絵画・リアルな象を描く【ポイント解説】

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こんにちは。36色 色鉛筆で描く『ここち工房』Hiroko. です。色鉛筆で心地いい暮らしを広めたくて、ブログを始めました。

前回ポストカードで紹介した、可愛い柴犬。その動物第2段として、今回は迫力あるゾウの優しい表情を描いてみました。

小学生の写生で動物園に行った時にゾウを描いたことを思い出します。その時は下手くそでした。💦 今回は、頑張りました。😊

皆さんにとってゾウの第一印象は? 大きいからだ? みみ? はな? なんでしょう? ゾウを描くとき、からだ全体を描く人が多いと思います。

今回の私のゾウを描くテーマは、鼻です。描くときにどうしても鼻先をリアルに描いてみたかったからです。

絵を書く前に鼻のことを観察したり、鼻の構造を調べてみました。

鼻って、上唇みたいなものらしいです。😳 しかも骨がなくて、筋肉だけ。先が尖っている鼻先は、指みたいなものらしいです。

あんなに長くて自由に動く鼻、硬い皮膚、牙、大きな耳そしてとっても可愛いい目を絵で表現しようと思いました。

私は、動物を描くとき綺麗で格好よく(可愛く、優しい顔で)描くのが好きです。

実際傷があったり汚れていたりして、私の絵のような綺麗なゾウはほぼいないですよね(笑)

私が描いた作品の手順や考え方を簡単ですが説明します。この絵が少しでも気に入ってもらえたら参考にしてみて下さい。

 

色鉛筆でゾウを描きます

 

■今回の作画時間

作画期間 約3ヶ月 1日平均1~2時間の隙間時間で描きました。今回はくろいろの色鉛筆は1本なくなりました。色を何度も重ねる塗り方をするので、結構時間がかかります。でも、楽しいですよ。🎵

 

■塗り方説明

 

■絵の構図の考え方

今回はメインの鼻を絵の中心に描きたかったので、鼻の長さをどうやって表現するか悩みました。

鼻を前に向かって遠近を付けて、耳をうしろの画面ギリギリに書いて、顔の奥行き感を出すことで表現することにしました。

横顔ですが目も重要なので片目だけでなく、両目を奥のまつ毛を書くことで表現しました。

 

■ゾウを描くときのポイント5つ

ポイント

①鼻の表現

②目の表現

③質感の出し方

④光の入れ方

⑤バックの色

 

■①鼻の表現

鼻の長さは、筋肉の太さを変えることで表現。鼻先は特に観察して厚みを変えたりたくさんの色を重ねました。

ゾウの鼻には毛がはえていて、鼻先は2つに分かれていますが、描きすぎるときたなくなるので、影で表現。少し省略してすっきりとしました。あまりリアルすぎるとキモチ悪いので(笑)

 

■②目の表現

動物は目が一番大事。

どんなに形や毛並みをしっかり描いても、目に生命力が無かったら台無しです。

生きているものは、目が重要です。目から描き始める方は多いと思いますが、私は最終に描くことにしています。

一番みてもらいたいところ(鼻)から書いて、目の周りだけ空けている感じ。動物全体の色や仕上がりで目の色や光の入れ方を考えるからです。

最後に絵の中に目が入ると、『生きてる!』って感じになって、その時が一番楽しいです。(ワクワクします)

(ゾウの目を入れて完成させてからバックを塗ります。)

 

■③質感の出し方

ゾウの体は暑い皮膚に毛がたくさん生えているそうです。

触ったことはないので、見た目ですが、とてもザラザラしている印象です。

下地の色は、”はいいろ” を全体に塗ります。その時に傷や汚れは気にしない(描かない)ように。ザラザラの表現は毛をたくさん入れるといいですが、やりすぎると汚くなるので注意。

 

■④光の入れ方

今回の光は、白抜きではありません。ゾウの皮膚は厚く、光を反射しませんが、同じ色ばかりだと骨格を表現できません。

顔の凹凸は、薄くぬりながら光を入れることです。目を印象的に見せるために周りのコントラストを強めにしました。皮膚のタルミも表現します。

 

■⑤バックの色

ゾウの目を入れて完成させたらバックを塗ります。

ゾウを惹きたたせるバックの色を、木? 葉っぱ? 空? いろいろ考えましたが、結果くろのグラデーション。

正解だった思います。

くろのグラデーションは大変だし、難しい。もちろん”くろ”だけで塗っていません。”きん”、”ぎん”、”あいいろ”、”むらさき”、”こいあかむらさき”。たくさんの色を重ねてまっくろにしていきます。

たくさんの色を”くろ”で挟むイメージとして下さい。

色を重ねる時どこから薄くしてグラデーションを作るか、これも悩みどころです。

これは頭で考えるよりも、塗ってみる‼︎ 色が重なり混ざった色が下からどんどん出てくると自然にイメージが出来上がってきます。

これが楽しいのです。是非やってみて下さい。

☝🏼動物は、日によって印象が変わるので、2・3日おいて、改めて全体の色のバランスを見て完成となります。

 

 

■まとめ

今回は構図にかなり悩みました。ゾウは特徴がたくさんあり、つい欲張って全て描こうとしてしまいます。そうすると、結果どこにでもある見慣れたゾウの絵になってしまいがち。思い切って鼻中心!耳を構図から外してみました。

まとめ

①鼻の表現

②目の表現

③質感の出し方

④光の入れ方

⑤バックの色

色鉛筆は、遠くから見てもいい、近くで見てもいい!

このゾウは是非、実際に近くでじっくり見てもらいたい絵です。

ゾウはとても賢く、社交的、メスゾウが大切に扱われ、チームワークを尊重、面倒見が良い、と素晴らしいことばかり。

そして大きな体で頼りがいがあって、可愛い目と面白い鼻と大きな耳!人間社会に当てはめるときっとモテモテでしょうね。

絵を描き終えて、ますますゾウが好きになりました。💕

これからも動物シリーズ続けるので、見てもらえたら嬉しいです。

皆さんも好きな動物を描くと楽しいですよ。

 

■最後に

この絵を見た人が、描いた時の私の思いと同じことを感じてくれたらうれしいです。人を惹きつけるには、一瞬の印象と思います。そんな作品を描きたい。

その思いが伝わったときの感覚はたまりません!

絵を描くのは、自分だけの趣味や楽しみもあるけど、知らない人に絵を見てもらい、絵の話しをしたりする楽しみもある。

物で満足していた時代から、これからは、想像もつかない出会いや価値に意味を見いだすことが大切ではないでしょうか。

私自身、絵を通してたくさんの人に知り合えました。

36本の色鉛筆でステキな経験と出会いができると思います。 色鉛筆で心地良い暮らしを始めましょう。

最後までありがとうございました。

 

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